さよなら歌舞伎座ー 東銀座散策と”最後”の歌舞伎観賞会
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来年より建て替えられる歌舞伎座
銀座名物として親しまれてきた歌舞伎座の、建て替えによる閉館は2010年4月です。
すでに1月から「さよなら公演」が始まっています。大変な人気のために、12月から来年4月
までの団体受付ができず料金も変わる予定で、見通しが立たない中、当会では(Aグループ)
6月26日、(Bグループ)9月25日の2回、歌舞伎観賞を中心としたスペシャルツアーを実施
することになりました。
Aグループはすでに実施済みで、大変な好評でした。(参加者の感想は後述)
※歌舞伎座:1885年に建設された初代歌舞伎座は、木造の洋風建築でしたが、1921年に焼失。
直後に関東大震災もあり「不燃構造で和風意匠を持つ劇場建築」として、1924年に
岡田信一郎の設計により建替。
1945年の東京大空襲により、正面の一部と1階の外壁のみを残して再び焼失。
1950年に吉田五十八の設計で復旧され、歌舞伎の殿堂としてまた銀座和光(旧服部時計店)
と並び、東京銀座のランドマ-クとして親しまれてきました。
登録有形文化財にもなっていますが、老朽化が進み建て替えられます。
■当日の主なスケジュール
築地本願寺・パイプオルガンコンサート
→昼食(分左近太郎)
→時事通信社特別見学
→歌舞伎座夜の部観賞
■以下は参加者の感想です
スペシャルツアーの企画、いつも素晴らしいですね。
おかげさまで、大変楽しく有意義な一日を過ごすことができました。
築地本願寺とパイプオルガン
築地本願寺のパイプオルガンコンサート。わざわざこのためだけには行くことはないので、このような
形で聞くことができて、満足でした。
分左近太郎入口と食事会
昼の会食は、分(わけ)左近太郎というユニークな屋号の食事処。銀座の有名店といわれるだけあ
って、さすがにお料理はとてもおいしかったです。
時事通信社を見学
その後、時事通信社の見学です。
名前は知っていましたが、一般人にはその職場のようすなど、まったく分からなかったので、見学は
興味津々でした。
案内してくださった方は、とても親切で、質問にも丁寧に答えてくださり、大変気持ちよく見学できま
した。
歌舞伎座の正面入口
いよいよメインの歌舞伎座です。
あの美しい玄関を見上げながら入ります。これが取り壊されて、もう見られなくなるのか、と思うと残念
でなりませんでした。
席は三階席でした。これまでここで見るチャンスはなかったので、とても面白く舞台を見ることができま
した。
そして、願わくは、解体される前に、バックステージをぜひ見ておきたいものだと思いました。
西原安喜子