重要文化財 銅(あかがね)御殿特別見学と茗荷谷ミニウォッチング

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銅御殿(旧磯野家住宅)門の銅板葺きの洒落た屋根
11月9日(水)、湯立坂にある重要文化財指定の旧磯野家住宅(最寄駅:メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」)の特別見学会です。
緑豊かな庭園もあり、竣工当時から近隣の人々は「銅御殿」と呼んでいました。いまは鈍い緑色の銅葺きの屋根ですが、竣工当時は赤々と輝いていたことでしょう。今回は当グループだけの特別見学です。

銅御殿の本宅

正門
施主の山林王、磯野敬は予算と工期に制限を設けないという破格の条件で、若くしてこの仕事を請け負ったは彫刻家 高村光雲の弟子であった北見米造(当時21歳)。
7年の歳月をかけ大正元年に竣工し、関東大震災や空襲の罹災ものがれ、現在に至っています。また、「NHKゆうどきネットワーク 怒りの現場」(2011年 5月30日)でも紹介されていますが、すぐ隣の14階建高層マンションの建設問題でも有名になりました。

御殿の庭を散歩するメンバー

玄関で説明を聞く
重要文化財の建物から計画敷地までの距離はわずか1メートルほど。工事に伴う振動や騒音、掘削などによる、重要文化財への影響や、また、高層建物による強いビル風の影響も憂慮されましたが、マンション建設を止める法律はなく、反対する地元住民なども含め景観紛争を起こしました。近くには小石川植物園や占春園などもあり、歴史と緑豊かな地域で景観や文化財保護のことも考えてみましょう。
近隣のミニウォッチングは、教育の森公園や占春園にも足を運びました。

御殿への入り口にて
以下は参加者の感想です
今回は20名限定のスペシャルツアーで、GTWのメンバーから希望者が募集されましたが、普段は見学できな重要文化財とあって、応募者多数。
ところが、いつもは、くじ運の悪い私が高倍率の抽選に珍しく当選し、ラッキーな茗荷谷のそれこそスペシャルな一日を過ごすことができました。
特に印象に残っている所は観察園であるために自然に任せて植物が植わっている占春園。
それにメインの、とても手のこんだ造りの銅御殿です。こんな建物は、おそらく現在では到底建てることも、建て直すことすらできないものだろうと思いました。
文化財に悪影響を及ぼすということで、物議をかもした、隣接して建てられた高層マンションには、人が住んでいそうになかったのは驚きでした。
昼食もワインつきでおいしかったです。」
第三木曜 岩崎トモ子