―戦争遺産への理解・明治大学・平和教育登戸研究所資料館見学と緑豊かな東高根森林公園散策―
明治大学生田キャンパスは理工学部・農学部の1~4年生と大学院生が学んでいます。
その中にある登戸研究所は、戦前に旧日本陸軍によって開設された研究所です。秘密戦兵器・資材を研究・開発していました。正式名称は第九陸軍技術研究所ですが、研究・開発内容を決して他に知られてはいけなかったために、「登戸研究所」と秘匿名でよばれていました。
登戸研究所は、アジア太平洋戦争において秘密戦の中核を担っており、軍から重要視された研究所でありましたが、終戦とともに閉鎖されました。その後、1950年代に登戸研究所跡地の一部を明治大学が購入し、現在の明治大学生田キャンパスが開設されました。

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平和教育登戸研究所資料館の入口

資料館の風船爆弾模型

かつて研究に使われた動物を祀る慰霊碑

研究所当時の消火栓
神奈川県立東高根森林公園は、多摩丘陵の懐かしくも美しい自然を今に伝える公園です。この公園は、川崎市のほぼ中央部に位置し、東名高速道路と市営緑ヶ丘霊園に隣接した場所にあります。
現在、古代芝生広場になっている場所は、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が発見され、また、周囲のシラカシ林(推定樹齢150~200年)が、学術上非常に価値の高い植物群落であることが判明しました。【文化財】県指定史跡「東高根遺跡」(1.3ha)【県指定天然記念物】「東高根のシラカシ林」(2.9ha)ボボル

東高根森林公園を散策

森林公園の紅葉

久地かまど本店での”かにづくし”の昼食会
<以下は参加したメンバーの感想です>
11月19日タウンウォッチングのスペシャルで、川崎市生田にある明治大学に行きました。
元の建物が老朽化のためになくなったのは残念ですが、旧日本陸軍の秘密戦が理解できるように展示された資料や、説明者の話は大変興味深いものがありました。
ぜひとも一度はご家族と行かれることをお勧めします。
昼食会は南武線の久地駅近くの「かまど本店」で、「かにづくし」の食事でした。
カニの殻にとても丁寧な仕事がしてあり、食べやすく、おいしく頂きました。
ともあれ、とても勉強になった見学先でした。
東高根森林公園は、森を切り開いたような高低差の大きい公園でした。
シニア向けにはあまり適していないかもしれませんが、真っ赤なモミジの紅葉が素敵でした。
第1水曜 寺岡明子
見学コース
登戸研究所資料館見学⇒レストラン送迎バス⇒久地かまど本店 <食事(彩り膳・かにを中心にして>⇒東高根森林公園見学⇒解散
【アクセス】
●集合=小田急線「生田駅」 」(準急・各駅停車)下車南口
登戸研究所資料館=小田急線「生田駅徒歩約10分
※新宿から急行で約20分の「向ヶ丘遊園駅」で下車し、 準急・各駅停車に乗り換えて1駅目(約3分)
※小田原方面から快速急行・急行「新百合ヶ丘駅」で下車し、準急・各駅停車に 乗り換えて3駅目(約7分)