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第154回スペシャルツアーIN東村山
ー国立ハンセン病資料館と全生園内散策・武蔵野の面影を残す草門去来荘での食事ー




今回は、多摩唯一の国宝建造物の「地蔵堂」(1407年建立)のある禅宗寺院・正福寺(しょうふくじ)を参詣したあと、武蔵野の面影を残す「草門去来荘」(そうもんきょらいそう)で、ミニ懐石料理を味わいます。

草門去来荘は六百坪ある広大な敷地には小川も流れ、木々や草花が自由に生きる野趣あふれる庭となっています。

ここで、ゆっくり料理を楽しんだ後、午後からは「国立ハンセン病資料館」を見学してから、国立療養所「多磨全生園」を散策します。


 国宝建造物の正福寺地蔵堂


地蔵堂は、30年に一度葺き替えられる「こけら葺」。
堂内には江戸時代後期の木造地蔵立像を安置。長押の上に奉納されている約1000体の木彫小地蔵が並んでいるので「千体地蔵堂」と呼ばれています。(公開日8月8日、9月24日、11月3日)




風情あふれる竹林に囲まれた草門去来荘の一画




ハンセン病資料館は、はじめ「高松宮記念ハンセン病資料館」として、平成5年6月に開館しました。その後、規模を大きく拡げ、名称も「国立ハンセン病資料館」と改め、平成19年に再開館しました。
その目的として“ハンセン病に対する正しい知識の普及啓発による偏見・差別の解消及び患者・元患者の名誉回復を図ること”をあげています。



 ハンセン病資料館の入口近くにたたずむ銅像と石碑





多磨全生園は明治42年、公立療養所第一区府県立全生病院として現在地に創立、昭和16年、厚生省に移管、国立療養所多磨全生園として発足、現在に。東村山市の東北端に位置し、清瀬市の西端に隣接しています。
ここから西武池袋線清瀬駅に向かうバス路線を、通称病院街といい、10カ所以上の国立、都立、民間立の病院が並び、周辺は今も武蔵野の雑木林の面影を残し、恵まれた自然環境の中にあります。


 全生園内にある慰霊堂



 「全生園」入口で 参加メンバー





<以下は参加したメンバーの感想です>

今回、スペシャルツアーIN東村山に初めて参加しました。
参加してみたいと思ったのは、募集要項に「「国立ハンセン病資料館」と「全生園」の文字を目にしたからだす。それは、以前ならさして関心がなかったのですが、先日結婚した息子の嫁が出版社に勤務していて、この施設を何度も訪ね、ハンセン病に関わる事を本にまとめる仕事をしていると、聞いていたからです。
ハンセン病のことは子供のころ耳にしていた程度で、ほとんど知らない状態でしたが、今回参加させて頂き、いろいろ考えさせられて、大変有意義でした。

この日、スタート時は久しぶりの雨でしたが、まず午前中、正福寺「地蔵堂」の参詣後、趣のある草木茂る広い敷地の中にある古い建物の料亭「草門去来荘」での野膳懐石の会食が素敵でした。

そして午後の「全生園」。ハンセン病患者の回復者が、いまだに、ここ東村山の広大なうっそうと木の茂る敷地の中で、生活しておられることに驚きました。
社会がそれを認め、受け入れてきた歴史を考えるとき、ここに辿り着くまでのハンセン病という病に侵されて苦しみ生きてきた方達の、少しでも安住の場所となってほしいと思いました。

「私は人を尊び思いやる心を持っているだろうか」と自分に問いかけるきっかけをもらいました。
さっそく、家に帰って嫁に電話して、いろいろおしゃべりをしました。

知らないことを、少しだけでも知るきっかけができる、こんな取り組みを企画していただき、ありがたく思います。これから先も、心身ともに健康で参加できることを目標にして、日々過ごしていきます。
久しぶりにお会いできた参加者の方が、何人かいらして懐かしい想いでした。

   第1水曜  鈴木礼子








| 東京都::東村山市 | 09:05 PM | comments (0) | trackback (0) |
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