映画を見たり自然散策をしたりの楽しい避暑

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沿道に咲き誇るアジサイの”なみき”
この夏はほんとに暑かったですね。40度を越す記録的な炎暑の日もあり、家の中に居ながら暑さのために死亡された方もいましたが、今年はこんな避暑の仕方があるのを知りました。
わずか2泊3日でしたが、のんびり映画を楽しみ、合間に美しい自然を散策するといった時間を持てたことです。
7月16日~22日までの1週間、美しい自然と温泉の町那須で、世界の短編映画を上映する映画祭がおこなわれました。
栃木県や那須町などの後援です。題して、
「フィルムのまち・那須で楽しむ夏!那須高原の映画祭」
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2007特別上映in那須」

メイン会場の南ヶ丘牧場の上映館
以下主催者の案内文を紹介します。 (http://www.ssff-nasu.jp/より)


●ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)は、俳優の別所哲也氏が1999年に東京原宿で始めた映画祭。当初は「アメリカン ショートショート フィルムフェスティバル」として開催。3年を過ぎて、「ショートショート フィルムフェスティバル」となりました。
2004年には、日本を含むアジア作品をピックアップした「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」が兄弟映画祭として設立。今年、那須では、SSFF & ASIA 特別上映 in 那須として開催されます。内容もドラマ、アニメ、CGなど多彩。まさに「映像のアラカルト」を楽しめます。
●今年、SSFF & ASIAは東京原宿での本祭を皮切りに、全国6会場(渋谷、那須、名古屋、大阪、広島、沖縄)で行われる予定ですが、その場所は大都市がほとんどです。那須町は人口約2万8千人の町。決して大きなコミュニティではありません。
しかし、その小さな町で、「自然と文化」をテーマに活気ある映画祭を開催したいと多くのボランティアが集まり、ショートフィルムの魅力とともに、那須の魅力をたくさんの人に伝えようと映画祭を運営しています。
今年の映画祭は、ダンスチームとのコラボレーション、那須のおいしいものや那須の遊びとのジョイント、那須に在住のクリエーターの作品展の同時開催など盛りだくさんのイベントを予定しています。この期間、那須を丸ごと楽しんでくださいね!
自然豊かな那須の町が映画と、文化に染まる。それが那須ならではの映画祭なのです。
また、今年は初の試みとして那須隣接地域の白河市と大田原市での先行上映を予定しています。


南ヶ丘牧場会場の広場でのアトラクション
この映画祭は、世界・アジアのショートショート フィルム(10~30分の短編映画)の上演が中心ですが、応募作品の審査表彰をはじめ、展示、アトラクションなど盛りだくさんの催しが、町のいろいろな会場に分散して行われました。
メイン会場の南ヶ丘牧場をはじめ、那須町文化センター、那須野が原ハーモニーホール、ホテルエピナール那須、弦楽亭などです。
上演は各会場朝から夜にかけ、毎日1~4回。
1回のプログラムは6~7作品、約2時間ですが、私は1日目は南ヶ丘牧場で、2日目は那須町文化センターで鑑賞しました。
1本2時間余りの劇場映画にない、1つ1つが鮮烈なテーマ性と小気味よさがあり、あらためて映画の面白さを堪能したものです。
映画の合間には、美しい自然の中での散策が楽しいものです。
会場の一つ南ヶ丘牧場では、馬やヤギなどの動物との触れ合いもできます。

牧場の動物たちとの触れ合い
また、黒磯駅からさほど遠くない、アジサイロードといわれる、アカマツ林を通り抜ける車道の両側のアジサイの展開には目を見張ります。
この松林には遊歩道があり、おりしも野生のユリが松の根もとに群生しています。

赤松林のなかの遊歩道

遊歩道のわきに群生する野のユリ
松林を抜けるさわやかな風に、かぐわしいユリの香りが乗ってきます。
赤松とアジサイとユリと涼風と…こんな素敵な空間をのんびりと散策していると時間を忘れ、とてもいやされました。
アジサイもユリも6~8月に楽しめるそうです。
映画祭は来年も開催されるようですので、避暑の楽しい過ごし方として考えておいたらいかがでしょう。
資料:那須ショートショート 実行委員 TEL&FAX 0287-62-6135 http://www.ssff-nasu.jp/