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第186回 スペシャルツァーIN千葉市
-千葉モノレール乗り降りでモノレール車両基地・国特別史跡「加曽利貝塚」ガイドツァー・京葉臨海工業地帯クルージング-

 頭上を運行中のモノレール
 
以下は参加者の感想です


当日(3月30日)は、やや風はあるものの、薄曇りの穏やかな日で、JR千葉駅に参加者の27名が集合しました。

(1) 千葉モノレール

モノレールは、高架式にしやすく専有面積が少なくて済むため、千葉市のような市街地が出来上がった、地価の高い地域に導入するメリットがある。一方、車両1台にゴムタイヤ10本ほど必要なため車両構造が複雑で、タイヤの摩耗・動力抵抗が大きく、ランニングコストが高いというデメリットもある。
その走行方法には2つの方式があり、車両の下の軌道をタイヤで走る跨座(こざ)式(跨り式ともいう)と、車両の上にある軌道にぶら下がりタイヤで走る懸垂(けんすい)式(吊り下げ式ともいう)とがある。
国内の跨座式の営業距離としては、大阪モノレール28.0km、東京モノレール17.8km、沖縄モノレール17.0km、多摩モノレール16.0kmなどがある。
千葉モノレールは懸垂式で、路線距離は世界一の15.2kmであり、2001年(平成13年)にギネスブックに登録されている。千葉市内の道路渋滞緩和を目的に、1979年(昭和54年)に千葉県・千葉市の出資により第三セクター方式で千葉都市モノレール㈱が設立され、1988年(昭和63年)に営業距離7.8kmで開業、1999年(平成11年)に全線が開通している。
現在の1日の乗客数は 5万人、年間売上高 30億円、従業員は180名。8編成16車両を運行している。

 会社のガイドさんが説明中の貸切のモノレール内

 モノレール内より見た千葉公園の美しい眺め

我々27人は、若い2人の社員に引率して貰い、1編成2両の貸し切り車両(料金は11,900円、1台あたりの乗車定員78人)で、9:37に千葉駅を出発しました。車両を貸し切ると、車両基地の見学ができるということで、9:48に動物公園駅で下車。桜の花の散る歩道を歩き10分程で、目的地のモノレール車両基地に到着しました。先ずは迫力のある車両の洗車光景を見てから、4階建ての整備工場の見学に向かいます。
整備工場では4人の社員の皆さんに工場案内をして貰いました。
工場の1階は新規車両を、クレーンで2階~3階へ引き上げるための搬入場所として使用される。新規車両は、広島県の三菱重工三原工場から夜間輸送されるとのこと。
2階ではモノレール操縦室・乗客室の整備、3階は走行タイヤやパンタグラフの点検などを行う。
4階はクレーンガーダーの走行エリア、及び単体機器のメンテナンススペースとなっている。
日々の点検・整備作業では、車両前後の下部にある「地面位置測定センサー」や、旅客機と同様の方法で、非常時に車両から直接地上へ乗客を降ろすための「脱出シュート」などの点検も行う。

 モノレール工場を見学中のメンバー


安全運行のため社員の皆さんが、各編成の車両整備を日々真摯に実施していることが、実感できたと思いながら、運動公園駅へ戻りました。
なお、モノレールの車両価格は特注仕様で発注台数も少ないことから、新幹線車両とほぼ同額で1両が3億円程と極めて高額であるとのこと。

(2) 国特別史跡「加曽利貝塚」

 広大な貝塚の跡地をバックに立てられている加曽利貝塚の碑

約12,000~2,400年前の縄文時代の貝塚は国内に2400ヶ所あり、そのうち120ヶ所が千葉市内にある。なかでも加曽利貝塚は国内最大級で、現在約151,000平方メートル(東西300m、南北500m)が、青森県三内丸山遺跡に次ぎ、2017年(平成29年)に国の特別史跡に指定され、「加曽利貝塚縄文史跡公園」となっている。
この貝塚は、北貝塚と南貝塚からなり、北貝塚は直径140mのドーナッツ型で約5,000年前の縄文時代中期の、南貝塚は直径190mの馬蹄形で約4,000年前の縄文時代後期のもので、上空から見ると8字形をしている。
1907年(明治40年)に初めて発掘調査が行われ、国内一級の貝塚として一躍有名になり、その後も発掘が続けられた。1963年(昭和38年)に南貝塚の南端が宅地開発に伴い破壊されるに及び、急速に保存運動が高まり、北貝塚と南貝塚などの千葉市による買収が行われた。その後も発掘調査は継続されているが、現時点で全体の8%の発掘が完了しているのみ。
広大な史跡内には、発掘されたままの状態で保存されている住居や土杭、貝塚の断面が観覧できる施設のほか、復元された竪穴住居のなかで縄文時代の暮らしを体験できる。

 縄文時代の住居のある広場

 竪穴式住居内での縄文時代の火おこしの実演


運動公園駅で再びモノレールに乗車し桜木駅で下車、11:30から徒歩で20分ほど移動し、加曽利貝塚に到着。10名ほどの貝塚案内ボランティアの方々の出迎えを受けました。ここからは我々3~4名に1人のボランィアの方が付き、史跡の案内をして貰いました。
竪穴住居群跡観覧施設では、前の住居跡に次ぎの住居が作られ、また食料を保存したされる穴の跡も残っており、狩猟採取生活といいながら、定住していた様子が判る。
貝塚断面観覧施設(北貝塚)は左右の貝塚に、しじみよりも小さな貝殻が多数あり、実を食べるではなく、出汁として、或いは塩の代わりとしたのだろうか?などと想像する。
貝塚断面観覧施設(南貝塚)も左右に貝塚が展示してある。北よりも南が動物の骨が多いように思った。
復元集落では、ボランティアの方に錐揉み法による火起こしを実践してもらいました。火起こしは、20cmほどの長さの火きり棒と、浅い窪みと切れ目を入れた火きり板で火を起こす。棒を窪みにいれて回転させて摩擦熱により焦がして火種を作り出し、これを麻の綿などに載せて空気を送り着火させる。ものの1,2分で炎が上がり、驚きました。このような棒や板は4500年前のエジプトの遺跡でも見つかっており、同じ火起こし方法が行われていたようだ。
加曽利貝塚博物館では土器や石器などの出土品を展示し、周辺に住んでいた縄文時代の人々の様子を解説している。
13:15にマイクロバスで昼食会場へ移動。車中で貝塚遺跡の1963年(昭和38年)前後の保存活動に注力した当時の高校教師・考古学者である武田宗久氏の熱意に思いを馳せる。また貝塚を残した縄文時代の人々は、衣食住のみに追われる日々を過ごしたのか、それとも毎日の暮らしのなかで楽しみを覚えることがあったのだろうか?などと想像する。

昼食は13:45から木曽路で和食を頂く。史跡を歩き廻り、空腹でしたので、大変に美味でした。

 和式のレストランでの楽しい昼食会

なお、予定していた京葉臨海工業地帯クルージングは風が強くなってきたためキャンセルとなり、代わりの行き先は千葉ポートタワーへ変更となる。

(3)千葉ポートタワー

 高さ125mの千葉ポートタワー

このタワーは周辺の千葉ポートパークとともに1986年(昭和51年)に千葉県人口の500万人突破記念として開設された。菱形の断面の32層の構造物で、高さ125mのタワー全面は熱反射ガラスで覆われている。

 展望所の下に広がる千葉港の風景
 展望所からの眺めを楽しむメンバー


マイクロバスで15:15にポートタワー到着。1階エレベーターホールから、高さ113mの4階展望ホールへ直行すると、眼下に千葉港が一望される。薄曇りのため富士山は挑めないものの、遠くスカイツリーや東京タワー、横浜ランドマークタワーが見えます。ここで解散し、徒歩10分のJR千葉みなと駅へ。

駅へ向かう途中、COVID-19(国内感染者650万人、うち回復不可者0.4%)の沈静化、そして35日目となるロシアのウクライナ侵略戦争の早期停戦を思い、「鎮静、停戦」「鎮静、停戦」と呟きながら歩きました。


第1金曜 橋沼育夫





| 千葉県::千葉市 | 09:28 PM | comments (0) | trackback (0) |
第172回スペシャルツァーIN土気(とけ)ー千葉市
 
―リアルな写実絵画・ホキ美術館ギャラリーツアーと隣接の
東京ドーム23個分の敷地・昭和の森散策ー

    
  

                                               

ホキ美術館は、世界でもまれな日本初の写実絵画専門美術館で、2010年11月3日に千葉市緑区に開館しました。
写実絵画の魅力とは何でしょうか。画家が見たままに、そしてその存在を描いた作品。1年に数点しか描くことができないほど、画家が時間をかけて1枚の絵と向き合い、こつこつと緻密につくりあげた作品です。その世界を目の当たりにすると、絵は、現実以上に多くのことを語っているのを感じていただけるでしょう。


 ユニークなホキ美術館


そのコレクションは、保木将夫(ホギメディカルは医療用不織布製品、滅菌用包装袋(メッキンバッグ)及び各種医療用キット製品のトップメーカー名誉会長)が収集した写実絵画作品、約480点から成っています。

建物は昭和の森に隣接した敷地という自然の一部となれる場所を選び、自然光を展示空間へと導き入れることで森の中を散策しながら絵画を鑑賞しているような状態を作りました。また、集められた写実絵画を鑑賞すること、食事をすること、ワインを飲むこと、森、光、自然、環境などあらゆる行為や事象を等価に扱い、再構成し、美術館でありながら美術館以上のものを考えることでもありました。2011年度「日本建築大賞」「千葉市都市文化賞2011」、「千葉県都市文化賞」で優秀賞を受賞しました。

 (以下は参加者の感想文です)


5月29日外房線の土気駅で待ち合わせ。だいぶ遠くに来たと思っていましたら、バスの中から見た景色は住宅が多いいのに驚きながら、ホキ美術館のスペインの現代写実絵画展へ。
初めは日本の作家の作品から日本人の亡くなった方、現在も活躍されている方の写実絵画を学芸員の説明を聞きながら鑑賞しました。

一番初めに目にした絵画2点はとても迫力があり深みがあり、力強く感じました。

五味文彦さん:「いにしえの王は語る」「木霊の囁き」。そして「レモンのある静物」の白いテーブルクロスのレースがとても綺麗で、学芸員の方がレモンを描くのはとても難しいと話されていました。

中山忠彦さん:「楽興」。奥様がモデルになり、フランスのアンティークのエンジ色ドレスを着てとても素敵でした。

森本草介さん:「光の方へ」の裸婦も綺麗で、髪の毛の飾りが印象的でした。

野田弘志さん:「崇高なるもの」。背景が何も書かれていない人物も印象に残っていす。

どの作品も爽やかでとても丁寧に時間をかけて描かれているのが伝わって来ました。
案内の方が三年に一度指名した画家に‘私の代表作’を書いてもらうと言われていました。指名された方は機会が与えられて幸せだなと思いました・
バルセロナ・ヨーロッパ近代美術館コレクション。作家は日本の写実と少し違うように思いました。作品に内面がより滲み出ているように描かれているように感じました。
板谷波山の陶器もとても柔らかい色と形も素敵でした。

展示は回廊型ギャラリーで鑑賞しやすかったです。

ミュージアムカフェで外の森の景色を見ながら昼食をいただき前菜、スープ(白豆、タコ)、そら豆と桜海老のスパゲティ、デザート、コーヒーを美味しくいただきました。


  美しい森の景色を見ながらのミュージアムカフェでの食事


そして、美術館の建物ーおしゃれなで変わった(一部が空中に浮いた)細長い建物の外観を、改めて外から眺めました。
周囲の環境に合わせ、地上は1階、地下を2階にしたそうです。


 ホキ美術館の遠景

帰りは隣の昭和の森へ。
とても広い公園で一部分だけでしたが新緑と美味しい空気を吸い満足して帰って来ました。
楽しい一日を有難うございました。


 広々とした昭和の森を散策するメンバーの皆さん


    1水 仲野恵美子






| 千葉県::千葉市 | 10:35 AM | comments (0) | trackback (0) |
第166回スペシャルツァーIN野田
―雪印メグミルク野田工場と新工場グリコピアCHIBA工場見学―




 グリコピアのロビーで見学者を迎える巨大なゴールインマーク




東武アーバンパークライン運河駅西口改札口前に10:00に集合して、タクシーに分乗し、雪印メグミルク野田工場に行きます。


  雪印メグミルク野田工場の見学者用エントランス


野田工場は国内最大級の大規模自動化工場で、たくさんのコンピュータやロボットが働いており、牛乳をはじめ、ジュース類やコーヒー・フルーツヨーグルトなどを生産しています。

工場の概要説明や映像視聴後、牛乳・ヨーグルト他の製造工程の見学です。紙パックやプラカップ、ビン入り製品が作られる様子を見ます。見学時間はおよそ70分です。

 説明会場

 案内嬢による説明会

 見学者一同、記念に はいパチリ!



昼食は、和食レストラン「はな膳」の送迎バスで同レストランへ。

食後は、再び送迎バスで約30分、次のグリコの見学場所へ送ってもらいます。

 昼食会場の はな膳


 レストランの送迎バスで次のグリコ工場へ向かいます


新工場グリコピアCHIBA工場は、グリコ初のアイスクリーム工場が、昨年の7月にオープン。


 見学者をむかえる グリコピアCHIBA の大きな建物


見学はパピコの試食付き!  入口を入ると、まず1階の広いロビー正面に、巨大なゴールインマークに迎えられます。そこにシアター入口ドアがあり、右手奥に広いお土産売り場や、レストランがあります。

 ゴールインマークが出迎える入口

 シアターの内部


初めに、シアターで上映される「創業者 江崎利一物語」「アイスクリームができるまで」を見ます。

それを見て、いざ工場ラインへ。体験スポット満載で、アイスクリームの歴史や製造工程を楽しく学べる70分の工場見学です。



 見学の後お土産を買う皆さん




■スケジュール=タクシーー雪印メグミルク野田工場見学10:30~11:40ーはな膳梅郷店送迎バスで「はな膳」へー送迎バスでグリコピアCHIBA工場13:15~14:40-タクシー10分で愛宕駅



     <以下は参加者の感想です>

今回初めて工場見学のスペシャルツアーに参加しました。
初めは、雪印メグミルクの野田工場です。
まず、見学者用の説明会場に案内され、案内嬢による、工場で作られている製品やミルクのできるまで等の概要説明がありました。
また、スクリーンの大きな画面での説明を見ました。
そのあと、メグミルクと三種のベリーチーズを頂き、おいしく味わいました。

工場内では、自動化され、コンピューターでロボットが働き、流れ作業で大量生産されているのには驚きました。
そして、それらの製品が安全に消費者へ送り出される様子も見られました。

昼食は和食のレストラン「はな膳」でゆっくり食事を楽しみ、デザートも美味しくいただきました。

午後からの、グリコの工場も初めてのパピコをいただくなどして、楽しく見学できました。
当日は終日晴天に恵まれ、絶好のタウンウオッチング日和で、気持ちのいい一日でした。

  3水 Y









| 千葉県::野田市 | 09:21 PM | comments (0) | trackback (0) |
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