ねむの木学園見学と花満開の加茂花菖蒲園散策バスツアー

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ねむの木学園の校舎
掛川北部の山間部にねむの木学園があります。
東京の上野駅前を8:00に出発したバスは、55名を乗せ、約3時間半の行程で、深い緑、ねむの木の木立に包まれた、同学園に到着しました。
宮城まり子さんが1968年、日本で初めての肢体不自由児のための養護施設を設立した“福祉と教育と文化の里”です。
(社会福祉法人 ねむの木福祉会 ・肢体不自由児療護施設 ねむの木学園・学校法人 特別支援学校 ねむの木・身体障害者療護施設 ねむの木・のどかな家)
職員の方の案内で園内を一巡。
校舎全体が楽しいアートのなかにあるようで、園生のみなさんは車いすの上から明るく挨拶をしてくれます。

美術館にいるような校舎内の廊下の一画
そこで生活をすると豊かな心や情操、芸術のセンスが養われるだろうと感じさせられます。
その表れが「こども美術館どんぐり」。立派な大きなユニークな形をした建物です。ここにはこども達の絵を展示。
素敵なメルヘンあふれる世界が展開されています。
「ここで生活する子供たちは幸せだわね」
とは、メンバーたちの感想。

メルヘンあふれる「こども美術館」
ねむの木村には、宮城園長のよき相談相手だった作家の故吉行淳之介の文学館があります。
ここには全著400冊のほか愛用の机や椅子なども展示されており、学園のあとは、同館を見学です。

吉行淳之介文学館

車窓に広がる美しいお茶畑
学園を後にしてバスは、田植えの終わった田んぼや、地元特産の美しいお茶畑などを車窓にしながら、まもなく「加茂花菖蒲園」に到着。
そこは、桃山時代から続く加茂家で、古い庄屋屋敷の跡。
屋敷の門前に広がる花菖蒲園は日本を代表する花菖蒲園の1つとのこと。

庄屋屋敷前に果てしなく広がる加茂花菖蒲園
入園した後、まずは昼食。ここでいただく食事は、往時の料理を再現した庄屋弁当。地元の食材で作った弁当は、
「おいしい!」と大好評でした。

百花繚乱のフラワーハウスで庄屋弁当に舌つづみを打つメンバー
好評の理由は、会場のせいもあります。そこは、巨大なフラワーハウスで、国の内外の花が、まさに百花繚乱。その只中での食事です。

フラワーハウス
食後は、ハウス内と、外の広大な菖蒲園の見て歩きです。
さらに見ものは、庄屋屋敷内の見学です。重厚な部屋のたたずまいや、鴨がやってくる泉水のある中庭など、見どころいっぱいです。

庄屋屋敷の蔵
ともあれ、もうため息の止まらない夢の中の花園の堪能でした。

加茂花菖蒲園前で、はい、パチリ