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183回スペシャルツアーIN茅野
       ーメルヘン街道から東山魁夷の絵の世界へー


                        (写真をクリックすると拡大されます)
  6月29日

 「御射鹿池(みしゃかいけ)」は、標高1,500mの山の中にある風光明媚な池。東山魁夷の代表作の1つ《緑響く》のモチーフにもなっています。見た目の美しさが有名ではありますが実は農業用水を貯める為のため池です。
 御射鹿池の麓にある、笹原地区は御射鹿池からの水を今も使い暮らしている地域です。その為、御射鹿池とまち歩きをする笹原地区は繋がりがあるので、そのストーリーを踏まえたまち歩きをします。見た目の美しさだけでない地域のストーリーを感じるために先に御射鹿池に行きます。                                      また、同じ池でも白駒池は天然湖としての美しさがありますが、今回はその周辺の「苔の森」といわれる、485種類の苔が生息している、苔に包まれた原生林の神秘的な癒しの世界もゆっくり歩きましょう。   


神秘的な深い青の水面に引き込まれそうな御射鹿池



  以下は参加者の感想です

♪8時ちょうどの…♪あずさに乗って、茅野駅に到着。ここから地元の貸し切りバスで、今回のツアー・メインスポット「御射鹿池」に向かいました。

 御射鹿池

 ここからは、笹原観光まちづくり協議会のスタッフの方々が、親切丁寧に案内をしてくださり、とても楽しい一時を過ごすことができました。
御射鹿池は、東山魁夷の代表作『緑響く』
のモチーフとなった場所であることを、今回のツアーではじめて知り、とても感動をしました。また、「この場所は以前、吉永小百合さんが出演したテレビCM(シャープのAQUOS)で脚光を浴びたところです。」との説明に、CMが放映された当時を思い、懐かしく感じました。
 6月末の梅雨空のもと、御射鹿池は湖面に映る新緑と、チャツボミゴケの鮮やかな緑とがグラデーション化しており、まさに『緑響く』の世界そのままでした。御射鹿池は、とてもきれいな名前ですが、実は、農業用水加温用ため池で、昭和の初期に造られたことを教えてもらい、またまたビックリしました。
池近くの川で、ガイドさんがチャツボミゴケを採ってくださり、触ってみるとプヨプヨして、とても肌さわりがよかったです。ただ、この苔は強酸性の水域にしか生息しないと教えられ、家では育てられないとわかり、少しがっかりしました。

その後、急坂を下り、明治温泉旅館で昼食
となりました。


</a  昼食会場になった明治温泉旅館の本館

>  ”三密”を避けての食事風景


  旅館の裏手を流れる瀧川


本日のメニューは「御射鹿池御膳」。今回の食事は、地元の食材を使った料理が、木の器にマス目状に並び、ご飯も地元の食材で炊き上げた雑穀米でとてもおいしくいただきましたが、池周辺の散策後の昼食のため、量が少なかったかなーと思いました。午後は、再びバスに乗り、笹原集落のまち歩きです。

笹原集落

 笹原集落は、江戸時代、高島藩主の許しを得て開拓をしたのが始まりで、人家の数以上に蔵が建ち、当時の人々の豊かさを思い知ることができました。(「蔵が建つ!」ことは、事業に成功をし、裕福になった象徴ですよね?全く羨ましい限りです。)蔵の数の多さにも驚きましたが、土蔵の多くに鏝絵(こてえ)が飾れており、家主や左官屋さんの心意気を感じ取ることができました。鏝絵の一つに、亀が描かれたものがあり、ツアー仲間で「亀探し」をして楽しみました。
 また、各家庭には、いけす(池)があり、地下水路により、隣家からもらい、隣家へ送る排水システムが確立しており、隣家同士の信頼関係に基づく、水と共に生きてきたまち並みなのかと痛感した次第でした。日本にもまだ、こんな古き良き場所があったのかとつくづく思いました。これからも、開発もあまりせず、世俗化しない観光資源であってほしいものです。

 御射鹿池のふもとに広がる、蔵のある民家


 集落の各民家にある池(いけす)を中心の美しい庭


 笹原地区散策の最後に、「鹿狩神社」を訪れました。鹿狩神社とは何と変わった名前の神社だと思いましたが、諏訪大社の鹿狩神事で奉納された鹿75頭の供養と守護のため、建造されたそうです。それで納得しました。このあたりで、鹿狩りが行われていたんですね。鹿狩神社を後にして、本日最後のスポット・白駒池(苔の森)に向かいました。


 鹿狩神社の周辺の森の車窓に見受けられた野生の鹿たち


苔の森(白駒池)

 楽しいガイドさんと共に白駒の池周辺を散策し、途中ガイドさんが珍しいコケの説明をしてくださり、まさにコケの楽園で神秘的で
癒しの世界を魅了できましたが、実際のところ、梅雨空で、木道は滑りやすく、足元もおぼつかずヒヤヒヤな散策で、大変苦労しました。
 「木道をこわごわ歩き苔の花」
 (才能あり?なし? オソマツでした。)

 板を敷き詰めて作られた木道を散策する参加メンバー達

 木々も土地も苔に覆われた、文字通りの”苔の森”のたたずまい




 梅雨空の下、水・自然と人が融和した茅野市の魅力を再発見できましたツアーでした。

    第2土曜    下田 誠





| 長野県::茅野市 | 02:52 PM | comments (0) | trackback (0) |










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