2008,03,01, Saturday
東京を代表するサクラの名所で戦没者を悼み、永遠の平和を祈る 九段と言えば靖国神社や武道館をすぐに思い出す。いずれも九段坂を上らなくてはならない。明治には坂はもっと急で、坂下に車の後押しをする“押し屋”がいたそうだ。 九段辺りは一年に2回はメディアの話題にのぼる。1つはサクラの季節。靖国神社、千鳥ヶ淵、北の丸公園と名所はいろいろあり、大変な人出になる。 もう1つは8月の終戦記念日ごろ。「平和」を考える施設が多い。 戦争の資料を展示するわが国最古の軍事博物館が靖国神社遊就館(800円、無休)。戦中戦後の労苦を伝える場所としてできた昭和館(300円、月曜休み)。1階の「懐かしのニュースシアター」は無料で映像を見ることができる。 ![]() 武道館の田安門二ノ門を入ってすぐの弥生廟は、警察関係者の殉職者を合祀した小さな神社だ。武道館のコンサートに行く人で、どれほどの人がこの場所の存在に気がついている事だろうか。 千鳥ヶ淵戦没者墓苑には、いまでも毎年遺骨収集団が旧ソ連、硫黄島、フィリピンなどに出かけて収集してくる遺骨が納骨されている。サクラの季節に九段に出かけたら、普段は立ち寄る機会のないこのような施設にも寄ってみてはどうだろうか。 ![]() 九段おすすめコース:約14,000歩 ■スタート:九段下駅 (都営地下鉄/新宿線、東京メトロ/半蔵門線・東西線) ↓ 15分 遊就館(サクラ)(靖国神社内、日本初の「軍事博物館」で大東亜戦争などの資料を展示) ↓ 25分 千鳥ヶ淵戦没者墓苑(サクラ)(日中戦争以降の海外無名戦没者を祭る国立墓苑) ↓ 15分 北の丸公園(サクラ)(重要文化財の田安門、緑豊かな園内には「武道館」がある) ↓ 20分 東京国立近代美術館工芸館(近衛師団司令部として終戦まで使われていた洋風建築) ↓ 5分 東京国立近代美術館本館(20世紀以降現代までの洋画、彫刻など約8800点を収蔵) ↓ 1分 【昼食・お茶におすすめ】 レストラン「クイーンアリス・アクア」(東京国立近代美術館内、入館しなくても利用できる) ↓ 1分 ■ゴール:竹橋駅 (東京メトロ/東西線) ![]() 【クリックで地図は大きくなります】 *時間は目安です。 *施設によって休日や開館時間は異なります。リンク先をご覧ください。 *問合せ先 千代田区観光協会 TEL03-3292-5530 コース取材は2008年2月12日時点です。施設の変更等場合はご容赦ください。
| 緑のオアシスの街 ::九段 | 01:36 AM | comments (x) | trackback (0) |
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