都選定歴史的建造物・自由学園南沢キャンパスの自然と建物、
「新東京百景」竹林公園を行く
羽仁もと子・吉一夫妻によって設立された「自由学園」は東京都選定の
歴史的建造物５棟を含む広大なキャンパスの学園でした。
正面に着いた時にはお天気もよくなり、沢山の植物が輝いて見えました。
そんな中をツアー参加者４１名は、８名ずつのグループに分かれて最高学
部（大学）の学生さん５名に案内してもらいました。
自由学園で説明を聞く
キャンパス内を歩きながら建物や学びの様子など聞いていると、心豊かな
人間教育が行われているのがわかりました。
習字は決められた文字ではなく各自が好きな言葉を清書してるなど独創的
な教育です。
「生活の中で学ぶ」学習では、実習グループで植物の手入れや池の手入れ、
農芸係りは野菜や花を育て、食事にしたり学園内の装飾に使われていて、
消費しきれない時には、無人スタンドで地域の人に販売もしているとの事。
桜の葉は塩漬けにして桜餅に。養豚も蜂蜜もと聞くとまさに驚きです
「日々の生活から学ぶ」教育が実践されていました
昨今は学生の分際でと、化粧や服装に目を背けたくなる生徒さんを多く見
かけますが、自由学園の生徒さんは真摯で純真な清清しさを感じました。
素晴らしい環境の中で羽仁夫妻の基本理念が受け継がれて９０年。深い感
銘を受けました。
今の社会で失われた「大切なものを」思い起こさせて下さった良い機会に
なりました。
見学者分も含めて焼かれたパンやクッキーの販売もあり、その後説明して
もらった生徒さんに質問すると、生の声で答えて下さって、現実の姿も知
る有意義な見学は終わりました。
見学終了後メンバー全員、正門横で
自由学園訪問のあとは、竹林公園で小さなタケノコを見つけ、豊かな清流の
流れる道を歩いて帰路につきました。
篠原紀子 （第２週木曜）
竹林公園 およそ１000坪の敷地に、約２０００本もの孟宗竹に包まれた竹林
東京の名湧水５７選「竹林公園の湧水」を行くメンバー
